当事務所代表の新年のご挨拶

令和8年1月1日
    
 

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
 昨年(2025年)は、大阪・関西万博の開催、戦後80年、日本初の女性首相誕生と、歴史的にも大きな出来事が続いた年でした。そうした中、当事務所としては、2024年と同様、日本と大連市との各分野の交流促進を後押しすべく、大連市政府や日中の関連団体とも連携し、一連の行事や取組を行いました。

 まず、政府との関係では、遼寧省や大連市政府主催の日本関連のイベントで積極的に協力を行い、日中の信頼関係の醸成と強化に努めました。
 例えば5月の「第34回大連アカシア祭り」開幕式に、出演団体として日本の伝統芸能である邦楽の演奏団体「こうべ邦楽ワークショップ」を招へいしたことは、大連市民に日本文化を感じていただく良い機会につながりました。また8月には、大阪・関西万博中国パビリオンの「遼寧ウィーク・大連デー」開幕式に当事務所も出席し、日本に向けて大連市の魅力を紹介する挨拶を行いました。昨年も多くの来場者を得て開催された10月の「2025(第14回)大連日本商品展覧会」には、浜田隆・在瀋陽総領事(当時)とともに開会式に参加するとともに、商品展の広報を積極的に行いました。

 当事務所主催では、昨年は日系企業、大連市政府及び大連の各団体との共催で、日中の文化交流や経済交流を促進するためのイベントを行いました。3月には、日本舞踊家・梅川壱ノ介氏を日本から招へいし、大連市文化旅遊局、大連京劇院などと共に大連市民向けの日本舞踊レクチャー&デモンストレーションを開催したほか、一年を通じ、計4回、日本の現代文化や伝統文化を紹介する日中文化交流シリーズ講座を開催し、多くの大連市民にご参加いただきました。新たな取組として、大連や上海の日系企業の商品を紹介しつつ医療・健康面で役立つ情報を参加者に届ける「体のトリセツin大連」を計3回実施し、日系企業と参加者の両方に役立つ場づくりを行いました。

 また昨年は、岩手県、京都府舞鶴市、青森県、青森市、宮城県、富山県黒部市の首長(又は副首長)が大連を訪問するなど、日本と大連市の間で地方自治体間交流が活発に行われた一年となりました。大連市には日本から7自治体が事務所を置いて活動しており、日・大連間の友好交流促進に大きな役割を果たしています。この観点から私も首長と大連市幹部との会見や行事に同席させていただくとともに、11月に富山県及び舞鶴市を訪問し、地域間の友好交流について学ぶ機会をいただきました。

 幸い、大連には長年に亘り、日本と大連との友好交流促進に活躍くださっている団体や個人の方が数多くおられます。そうした方々のうち、昨年は、当事務所が推薦した3団体2個人が浜田総領事からの在外公館長表彰を受賞されました(谷口恵・嘉立思(大連)教育諮詢有限公司総経理、徐朝発・大連市中日経済合作交流協会会長、大連金鑰匙広告有限公司(「コンシェルジュ大連」)、大連漫歩広告有限公司及び大連日本語教師会)。この場を借りて、改めてこれまでの皆様の活動に感謝申し上げるとともに、今後の更なるご活躍を祈念します。

 昨年10月の日中首脳会談では、高市総理と習近平国家主席との間で、日中両国は、引き続き、「戦略的互恵関係」の推進と「建設的かつ安定的な関係」の構築という方向性で一致しました。昨今の日中関係の状況はありますが、当領事事務所としてはこれまでと同様、何よりもまず在留邦人の皆様の安全確保、及び大連の日系企業に対する支援を主要な任務としつつ、「Slow but steady(継続は力なり)」の精神で業務や取組を継続していく所存です。皆様からも引き続きご協力とご支援を賜れれば幸いです。

 2026年が皆様にとって、健やかで実り多く、充実した年になりますことをお祈りし、新年の挨拶とさせていただきます。


 
在瀋陽日本国総領事館在大連領事事務所