大連日本語教師会への在外公館長表彰転達式を実施

令和7年12月15日
11月22日、在大連領事事務所は、ホテル・ニッコー大連において、大連日本語教師会に対し、浜田隆・在瀋陽日本国総領事からの在外公館長表彰を転達しました。


左:谷口惠・大連日本語教師会会長
右:米田麻衣・在大連領事事務所次席領事

在外公館長表彰は、日本の大使館、総領事館の業務に協力し、日本の対外経済交流の発展、日本と諸国の相互理解の促進や友好親善の増進などで顕著な貢献のあった個人又は団体を顕彰することを目的としています。
 
大連日本語教師会は、2000年に前身となる「大連日本語研究会」を設立、2006年に現在の「大連日本語教師会」に改称し、25年間に亘り、大連の日中両国の日本語教育従事者に交流や相互研鑽の機会を提供し、大連における日本語教育の促進に努めてきました。
そのほかにも、「知行合一・公益・大連日本語サークル」を後援し、教師会メンバーが同サークルの企画・運営に協力しているほか、教師会が中心となって日本人に呼びかけ、大連日中友好人材育成センターや大連第35中学に日本語書籍を寄贈するなどの公益活動も行っています。
 
米田次席領事は挨拶の中で、大連日本語教師会が長年に亘り大連市での日本語教育のボトムアップ及び日中友好交流に果たしてきた役割の重要性を指摘し、更に谷口惠・同教師会会長のこれまでの領事事務所主宰イベントに対する協力に謝意を示しました。


米田次席領事の挨拶

谷口惠・大連日本語教師会会長は、挨拶の中で、同教師会のロゴに込められた「架け橋」の意義に触れ、25年の歩みの中で、日本語教育を通じて、人と人、地域と地域、そして日中両国の文化と心をつなぐ「架け橋」になりたいという日本語教師の先生方の思いが今回の表彰に繋がったことを感慨深く思う旨述べ、多くの日本語教師の先生方、教育機関、企業、行政関係者に支えられた感謝を忘れず、今回の受賞を契機に、引き続き地域に根ざした日本語教育の発展に貢献し、「架け橋」として尽力したい旨述べました。


谷口惠・大連日本語教師会会長


「架け橋」の意味が込められた大連日本語教師会のロゴマーク

続いて北京日本語教師会の駒澤千鶴氏は、挨拶の中で、自身も長く大連日本語教師会の友人として交流を続けてきたことを紹介しつつ、同教師会の取組を比叡山延暦寺・根本中堂の「不滅の法灯」(「御堂の灯火を絶やさず次世代に継承したい」という思いを共有する延暦寺の多くの僧侶が、世代を超えて1200年に亘り、灯火の芯を変え、油を注いで灯を守ってきた取組)に例え、教師会が関係者の熱意により、四半世紀存続してきたことに敬意を表するとともに、今後もこの「灯火」が末永く継承されることを祈念する旨述べました。
 

北京日本語教師会の駒澤千鶴氏


記念写真

左から: 琴安国・一般社団法人高度外国人材支援センター代表理事
神谷英里・国際交流基金北京日本文化センター日本語教育アドバイザー
新山忠和・帝京大学グループ学校法人千駄ヶ谷日本語学校副校長
米田次席領事
谷口惠・大連日本語教師会会長
林正次・大連日本語教師会副会長
近藤千文・大連東軟信息学院外国語学院日本語学科教師
駒澤千鶴・北京日本語教師会教師
中村紀子・中村日本語主宰
金花子・大連日本語教師会幹事