大連日中伝統文化交流シリーズ講座第5回——「源氏物語」講座を実施
令和7年6月6日
5月9~10日、当事務所は大連日中伝統文化交流シリーズ講座第5回目として、復旦大学日本研究センターの徐静波教授を大連に招き、「源氏物語」をテーマに一連の講座を実施しました。
9日午後、大連交易広場において行った「源氏物語」講座には100名が参加し、来場者は、徐教授による「源氏物語」の多岐に亘る解説に熱心に耳を傾けました。また、10日午後、大連中日教育文化交流協会との共催で総合文化施設・三十七相文旅科技産業園で行った講座には80余名が参加し、徐静波教授と林琳・大連市庄河市作家協会副秘書長それぞれによる「源氏物語」と「紅楼夢」の解説及び両者の比較も交えた日中文学・文化談義を真剣に聞いていました。

9日の会場の様子(交易広場(通称:オリックスビル))
本シリーズ講座は、日本と中国の伝統文化・伝統工芸をテーマとして、各分野の専門家から、日中両国の各伝統文化についての歴史、特徴及び異同について複数回にわたり掘り下げることを主旨としています。一連の講演を通じて、大連市民の方々が日本伝統文化への関心と理解を深めるとともに、日本各地の伝統工芸への見識や鑑賞能力を高めることを目的としています。
今回の講師である徐静波教授は、日中文化関係及び日中文化比較を専門とし、復旦大学日本研究センター教授のほか、中国翻訳協会理事、教育部人文社科重大攻関プロジェクトの首席専門家も兼任されており、かつては京都大学、神戸大学などで研究をされていたこともあります。これまで、30年以上にわたって日本文化や日中文化交流史に関する著書や訳書を数多く出版されてきており、2023年には、日中文化関係、日中文化比較の研究及び後進の指導に尽力してこられた功績により、日本国外務大臣表彰が授与されました。
9日の講座の冒頭、山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理による挨拶のほか、浜田所長が挨拶を行い、「源氏物語」は日本人にとっても難解な書物であることに言及しつつ、本講座では、日本文化を熟知されており、真の意味での「日本通」といえる徐静波教授の解説を通じて、大連の方々の日本文化に対する関心・理解が一層深まり、それを契機として日本と大連との文化交流が一層促進していくことを期待する旨述べました。

浜田所長による挨拶

山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理による挨拶
徐教授は講演の中で、世界最古の写実主義長編小説とされる「源氏物語」の成立過程や歴史的背景、作品の内容、作者及び日本文化に与えた影響などについて説明しました。また、中国の古典文学との比較も取り入れ、作品の内包するテーマや文学的価値について紹介しました。

徐静波・復旦大学日本研究センター教授による「源氏物語」の解説
講座の後半部分では、参加者と講師の間で活発な質疑応答も行われ、会場は熱気で包まれました。


質疑応答の様子(左上が徐静波教授)
質疑応答後、薛鵬•オリックス(中国)投資有限公司高級経理から徐静波教授に対し、宮内義彦・オリックス株式会社シニア・チェアマンの著書の記念贈呈が行われました。

薛鵬•オリックス(中国)投資有限公司高級経理から徐静波教授に対する
宮内義彦・オリックス株式会社シニア・チェアマンの著書の記念贈呈

集合写真
左4人目から:徐静波・復旦大学日本研究センター教授
浜田所長
山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理

10日の会場の様子(三十七相文旅科技産業園)

浜田所長による挨拶

崔亜非・大連中日教育文化交流協会会長による挨拶
徐教授及び林副秘書長はそれぞれ、「源氏物語」及び「紅楼夢」の歴史的背景や文化的意義について講演し、対談では、両作品の特徴やテーマの相違点・共通点を比較しながら、日中両国の代表的な文学作品のそれぞれの特徴を浮き彫りにしました。

徐静波・復旦大学日本研究センター教授による「源氏物語」の解説

林琳・庄河市作家協会副秘書長による「紅楼夢」の解説

徐静波・復旦大学日本研究センター教授と林琳・庄河市作家協会副秘書長による
「源氏物語」と「紅楼夢」を巡っての対談
また、この日のイベントでも、参加者と講師の間で活発な質疑応答が行われ、徐教授及び林琳副秘書長がそれぞれ、参加者の質問に答えました。

質疑応答の様子

集合写真
左から:崔亜非・大連中日教育文化交流協会会長
蘇麗彦・大連三十七相文旅科技産業園総経理
左4番目から:林琳・庄河市作家協会副秘書長
徐静波・復旦大学日本研究センター教授
浜田所長
楊倩・大連中日教育文化交流協会主任
9日午後、大連交易広場において行った「源氏物語」講座には100名が参加し、来場者は、徐教授による「源氏物語」の多岐に亘る解説に熱心に耳を傾けました。また、10日午後、大連中日教育文化交流協会との共催で総合文化施設・三十七相文旅科技産業園で行った講座には80余名が参加し、徐静波教授と林琳・大連市庄河市作家協会副秘書長それぞれによる「源氏物語」と「紅楼夢」の解説及び両者の比較も交えた日中文学・文化談義を真剣に聞いていました。

9日の会場の様子(交易広場(通称:オリックスビル))
本シリーズ講座は、日本と中国の伝統文化・伝統工芸をテーマとして、各分野の専門家から、日中両国の各伝統文化についての歴史、特徴及び異同について複数回にわたり掘り下げることを主旨としています。一連の講演を通じて、大連市民の方々が日本伝統文化への関心と理解を深めるとともに、日本各地の伝統工芸への見識や鑑賞能力を高めることを目的としています。
今回の講師である徐静波教授は、日中文化関係及び日中文化比較を専門とし、復旦大学日本研究センター教授のほか、中国翻訳協会理事、教育部人文社科重大攻関プロジェクトの首席専門家も兼任されており、かつては京都大学、神戸大学などで研究をされていたこともあります。これまで、30年以上にわたって日本文化や日中文化交流史に関する著書や訳書を数多く出版されてきており、2023年には、日中文化関係、日中文化比較の研究及び後進の指導に尽力してこられた功績により、日本国外務大臣表彰が授与されました。
9日の講座の冒頭、山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理による挨拶のほか、浜田所長が挨拶を行い、「源氏物語」は日本人にとっても難解な書物であることに言及しつつ、本講座では、日本文化を熟知されており、真の意味での「日本通」といえる徐静波教授の解説を通じて、大連の方々の日本文化に対する関心・理解が一層深まり、それを契機として日本と大連との文化交流が一層促進していくことを期待する旨述べました。

浜田所長による挨拶

山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理による挨拶
徐教授は講演の中で、世界最古の写実主義長編小説とされる「源氏物語」の成立過程や歴史的背景、作品の内容、作者及び日本文化に与えた影響などについて説明しました。また、中国の古典文学との比較も取り入れ、作品の内包するテーマや文学的価値について紹介しました。

徐静波・復旦大学日本研究センター教授による「源氏物語」の解説
講座の後半部分では、参加者と講師の間で活発な質疑応答も行われ、会場は熱気で包まれました。




質疑応答の様子(左上が徐静波教授)
質疑応答後、薛鵬•オリックス(中国)投資有限公司高級経理から徐静波教授に対し、宮内義彦・オリックス株式会社シニア・チェアマンの著書の記念贈呈が行われました。

薛鵬•オリックス(中国)投資有限公司高級経理から徐静波教授に対する
宮内義彦・オリックス株式会社シニア・チェアマンの著書の記念贈呈

集合写真
左4人目から:徐静波・復旦大学日本研究センター教授
浜田所長
山口猛・オリックスビル(大連)有限公司董事長助理

10日の会場の様子(三十七相文旅科技産業園)
10日の講座では、冒頭、崔亜非・大連中日教育文化交流協会会長及び蘇麗彦・大連三十七相文旅科技産業園総経理による挨拶のほか、浜田所長が挨拶を行い、本講座では、「源氏物語」及び「紅楼夢」について、日本文化を熟知され、名実ともに「日本通」である徐教授と、「紅楼夢」研究者である林副秘書長の解説を聴き、両作品について比較しながら鑑賞することを通じ、大連の方々が日本文化や中国文学に関心を持ち、日本と大連との文化交流が一層促進していくことを祈念する旨述べました。

浜田所長による挨拶

崔亜非・大連中日教育文化交流協会会長による挨拶
徐教授及び林副秘書長はそれぞれ、「源氏物語」及び「紅楼夢」の歴史的背景や文化的意義について講演し、対談では、両作品の特徴やテーマの相違点・共通点を比較しながら、日中両国の代表的な文学作品のそれぞれの特徴を浮き彫りにしました。

徐静波・復旦大学日本研究センター教授による「源氏物語」の解説

林琳・庄河市作家協会副秘書長による「紅楼夢」の解説

徐静波・復旦大学日本研究センター教授と林琳・庄河市作家協会副秘書長による
「源氏物語」と「紅楼夢」を巡っての対談
また、この日のイベントでも、参加者と講師の間で活発な質疑応答が行われ、徐教授及び林琳副秘書長がそれぞれ、参加者の質問に答えました。

質疑応答の様子

集合写真
左から:崔亜非・大連中日教育文化交流協会会長
蘇麗彦・大連三十七相文旅科技産業園総経理
左4番目から:林琳・庄河市作家協会副秘書長
徐静波・復旦大学日本研究センター教授
浜田所長
楊倩・大連中日教育文化交流協会主任