茶道裏千家大連同好会への令和六年度外務大臣表彰転達式の実施

令和6年12月28日
 12月21日、在大連領事事務所は、茶道裏千家大連同好会への令和六年度外務大臣表彰転達式を実施しました。大連日本商工会、地方自治体大連事務所、日中双方の企業、メディア、文化、日中交流団体などの代表者のほか、茶道裏千家大連同好会、大連外国語大学茶道クラブ学生など約75人が参加しました。
宋宗岩・茶道裏千家大連同好会講師(左)
浜田所長(右)
 
 茶道裏千家大連同好会は1997年に発足し、2007年に茶道裏千家が大連市内及び大連外国語大学に寄贈した茶室「吟風庵」にて日本茶道の授業を行っているほか、学生向けの茶道クラブも開設しました。2019年に駐在講師が帰任された後も、大連外国語大学の宋岩講師の指導のもとで多くの方々に精力的に茶道を紹介しています。
 

 浜田所長は、挨拶の中で、上述の功績に加え、茶道裏千家大連同好会が在瀋陽日本国総領事館及び在大連領事事務所が実施する数多くの日本伝統文化紹介イベントにて茶道パフォーマンスを実施いただいていることも紹介し、日本茶道文化を継承・発信に尽力されてこられた茶道裏千家大連同好会に対する敬意と感謝を表しました。
 
 
 宋宗岩講師は、授賞の挨拶の中で、1997年の同好会設立以来、多くの方々の鵬雲斎・茶道裏千家大宗匠が提唱されている「一碗からピースフルネスを」の実践に励んできたことおり、今後はこれまで以上に、茶道の精神を多くの方々に伝え、茶道を通じた日中文化交流の更なる深化を目指して精進する旨述べました。
挨拶に続いて、同好会活動紹介ビデオが上映されました。

 茶道裏千家大連同好会会員の記念撮影
 

     左側3番目から、金●(女偏に那)・同好会幹事、谷口恵・同好会幹事、
劉陽・大連同好会幹事長、北見恭一・茶道裏千家教授、茶道裏千家淡交会上海和 敬会幹事長、浜田所長、宋宗岩・同好会講師
 
 表彰式終了後は、茶道裏千家大連同好会による記念茶会が行われました。宋講師の解説のもと、畳席と立礼(りゅうれい)席の2つの形式のデモンストレーションが実施され、来賓に呈茶と和菓子が振る舞われました。
 
    

     
 

また、呈茶後には、茶道に関する質疑応答が行われ、来賓は和やかな雰囲気の中でお茶席を楽しみました。