年末年始及び春節期間中における動植物検疫の徹底について

令和5年12月20日
これから年末年始及び中国等における旧正月の大型連休である春節を迎え、人や物の動きが一層活発になると予想されます。動物検疫所及び植物防疫所では、入国者に対する畜産物・植物の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品及び国際郵便物の検査等を強化するとともに、各地でキャンペーン等の啓発活動を行っています。
 
日本政府は、家畜の重大な伝染病であるアフリカ豚熱(ASF)、口蹄疫や果樹等の重大な害虫であるミカンコミバエ種群等の侵入防止に取り組んでいます。
動物検疫については、訪日外客数の上位を占めるアジア諸国でASFの流行が拡大し、植物検疫については、中国・韓国においてりんご・なしの火傷病の発生が拡大するなど、日本への侵入リスクが高まっている状況です。
日本政府観光局の統計によると、本年10月時点で、訪日外客数は新型コロナウイルス感染症拡大後初めて2019年同月を超えました。家畜の伝染病や植物の病害虫の侵入リスクが高いフィリピン、ベトナム及びインドネシアからの旅客についても2019 年同月を上回り、本年8月に団体旅行が解禁された中国においても日本への直行便が回復傾向にあります。
 
日本に渡航される方は、下記ウェブサイトの情報やリーフレットを参照し、引き続き、家畜の伝染病や植物の病害虫の侵入防止に係る取組にご協力ください。
 
 
○動物検疫所ウェブサイト
「輸入動物検疫等に係るFAQ」
 
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
 
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」
 
 
〇植物防疫所ウェブサイト
「よくあるご質問(海外からの持ち込み編)」
 
「植物にも検疫が必要です(旅行者(携行品)」
 
「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制」
 
○リーフレット
動植物持ち込みに関するリーフレット