夏季休暇期間中における動植物検疫の徹底について

令和5年7月31日
 昨年10月の入国制限撤廃以降、国際旅客定期便が徐々に再開し、本年6月時点で、訪日外客数はコロナ禍前の7割まで回復しています。
 既に夏季休暇期間を迎えており、訪日外客だけでなく、多くの日本人が休暇や観光で帰国しており、それに伴い伝染病も日本に流入する可能性があります。
 
 特に、家畜の重大な伝染病であるアフリカ豚熱(以下「ASF」という。)や果樹等の重大な害虫であるミカンコミバエ種群等の侵入防止については、日本の関係省庁で取り組みを行っております。
 日本入国の際は、肉類・野菜・果物等の持ち込みをしないよう動植物検疫へのご協力をお願いいたします。
 
 動物検疫については、本年2月にシンガポールで初めてASFの発生が、本年5月には韓国で約4年ぶりに口蹄疫の発生が確認されるなど、アジア・ヨーロッパ各地で家畜の伝染病の発生が続いており、日本への侵入リスクは依然として高い状況です。本年1月には違法な持ち込みにより1名が逮捕されており、日本入国時には日本に持込みができない食品の持ち込みを行わないよう、引き続き農畜産物の持込みにご注意ください。
 また、植物検疫についても、ミカンコミバエ種群がアジア地域からアフリカ及び中東地域に発生地域を拡大し、韓国では火傷病の発生地域が拡大しているなど、海外では病害虫の発生地域が拡大し、日本への病害虫の侵入リスクが高まっています。
 
〇手荷物検査への協力ポスター
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/attach/pdf/pamphlet-35.pdf
 
〇「来日するあなたへのお願い」のリーフレット(畜産物及び植物輸入関係)
https://www.maff.go.jp/aqs/topix/pdf/this-is-a-message-to-you-JP.pdf